
大阪で自転車を学ぶ
走ることの楽しさを知っている――。
でも、自転車の面白さはさらに奥深い。
メカニックの技術が増すほどに、パーツの細部が、その意味が鮮明に見えてくる。
速く遠くへ行くために、そして安心を守るために。自らを磨き、学び、走る楽しさを確かなものにする。
自転車でつながる
「社会とつながる」「地域・環境とつながる」「人とつながる」。
自転車はさまざまな経験とつながることのできる画期的な乗り物。
新しい世界を広げてくれます。
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あらゆる車種に対応した、即戦力として通用する自転車整備技術を学びます。「自転車技士」「自転車安全整備士」の資格にも対応した高度なカリキュラムで、メカニックの神髄に迫ります。
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ライド計画を立てて実際に走るツーリングイベントや、自転車競技で使用する傾斜のついたバンク走行体験などさまざまなライド体験を通じ、対応技術の幅を広げます。
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有名企業の開発担当者や、プロレースチームのメカニックなど、自転車業界を牽引するプロによる特別セミナーや、企業とのコラボレーション授業など、自転車業界の今を学びます。
コース紹介
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3年制
BICYCLE MECHANIC MASTER COURSE
自転車メカニックマスターコース多種多様な自転車メンテナンス技術のほか、世界のトレンド研究や企業とのコラボレーション授業を通じ、さらに幅広く活躍できる力を養っていきます。
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2年制
BICYCLE MECHANIC COURSE
自転車メカニックコース基礎的なメカニック技術・知識を学び、実践的なテクニックを修得。プロを招いての接客術や就職に必要なP Cスキルを学ぶことで、最短で自転車業界への就職を目指します。
学びの環境
自転車を学ぶ最適な環境で、
業界で活躍するための知識とスキルを身につけます。
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POINT. 1姉妹校「東京サイクルデザイン専門学校」の
ノウハウを活かした系列コース自転車を学ぶ日本初の専門学校「東京サイクルデザイン専門学校」。2012年の開校以来、数多くの卒業生を自転車業界に輩出しています。本コースはその系列コースとして同等の教室設備や授業のノウハウ、就職支援体制などを備えています。
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POINT. 2関西で唯一の自転車を学ぶコース
本コースは“自転車教育”に特化した関西で唯一のコースです。関西初の教育機関の誕生に業界やメディアからの注目も高く、さまざまな形での援助が期待されます。認可校なので、学生は交通機関の学割や公的奨学金の利用も可能です。
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POINT. 3「堀江」「心斎橋」で学ぶ
さまざまなタイプの自転車ショップが軒を並べる、大阪の中心地「堀江」「心斎橋」が学びのフィールド。
最先端カルチャーを肌で感じることができるのも、このエリアの魅力。都市型の交通アイテムである自転車を学ぶには最適の環境です。 -
POINT. 4少人数制クラスによる個性重視の指導
学生の能力や可能性を最大限に引き出すため、一人ひとりの個性と向き合うことができる少人数制のクラス編成となっています。またクラス担任制をとっており、担任講師が授業や生活面について責任を持って指導に当たります。
在校生の声
高校生や大学生はもちろん、留学生や50歳代の社会人の方など、さまざまな経歴を持つ方々が全国から集まっています。
- 下野 涼さん23歳
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知識ゼロからスタートし、成長を実感する日々
高校生の頃、アニメ「弱虫ペダル」を見てロードバイクに興味を持ち、サイクリング部のある大学に進学しましたが、本格的に自転車を学びたくなりヒコへの入学を決断しました。自転車知識ゼロからのスタートでしたが、先生や同級生たちの助けもあり、とても充実した学校生活を送っています。今では、愛車のブレーキと変速機のワイヤーを自分で交換できるようになりました。これからさらに精度を高め、成長していきたいです。
- 川元 大輝さん19歳
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自転車業界を盛り上げていきたい!
自転車との出会いは兄の影響で入った地元のサイクルスポーツ少年団でした。乗ることも好きですが、高校生の時に出場した競技大会でSHIMANO様のサポートを受けたことがきっかけでメカニックに興味を持ち始めました。ヒコの先生はとても親しみやすく、授業はメンテナンス以外にもグラフィックデザインや動画制作もあってとても楽しいです! これからずっと自転車に関わり続けて、業界の活性化に貢献したいと思っています。
- 井尻 和真さん20歳
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夢は自転車ショップをつくること!
友人がSNSに投稿していたロードバイクの写真が自転車に興味を持ったきっかけでした。オープンキャンパスに参加した時に、オシャレでカッコいいこの校舎でしっかり技術を磨きたいと思い入学。授業は実習が多く、とにかく自転車に触っている時間が楽しいです! 10年後には地元京都で自分のショップを開店したいので、そのための起業準備を今から始め夢の実現に向かって頑張りたいです。
目指す仕事
メカニックやショップスタッフなど、
自転車のさまざまな分野で活躍中の方々を紹介します。
将来、自分が目指す姿をイメージしてみてください。
- メカニックスペシャライズド・
ジャパン合同会社ほか - 事業企画パナソニック
サイクルテック株式会社 - 営 業新家工業
株式会社


- スペシャライズド住之江
- https://specialized-store.jp/osaka/suminoe/
- 店内にはスペシャライズドの世界観を余すことなく体現している。バイクやウェア、グッズなど豊富なラインナップがそろう。最新フィッティング機器RETÜLFITを導入し、一人ひとりに合ったセッティングも提案可能。
- お客様から信頼されるフィッターを目指して/ 岸 央展さん
- スペシャライズドが提供するバイクフィッティングサービス「RETÜL FIT(リトゥールフィット)」。岸さんはスペシャライズド住之江店で唯一、そのフィッターの資格を持つスタッフとして勤務している。「初心者の方から、本格的にレースに出る方まで、サービスを利用される方は幅広いです。すべての数値を測定するのに3~4時間かかることもあるので、お客様との関係性を築く時間としても利用しています」
岸さんが自転車に興味を持ったのは中学生のとき。母が知人から譲り受けた自転車で、淡路島一周にも挑戦した。「実はその時の自転車がスペシャライズドでした。今思うと縁があったんですね」。
ヒコで学んだ技術が仕事で役立つ場面も多々ある。「商品の陳列方法などはショッププランニングの知識が役立ちました。自転車のほかにもウェアやヘルメットなども扱っているので、トータルパーケージとして提案する際に活用しています」
「今後の目標はお客様から信頼されるスタッフになることです」。そう話す岸さんの笑顔からは好きなことに打ち込む充実感が伝わってきた。


- 一条アルチメイトファクトリー箕面
- https://www.1jyo.com/shop/minoo
- 大阪・京都・兵庫で6店舗を展開する、創業34年のスポーツバイク専門店。箕面店は日本初となるバイクステーション併設のトレックコンセプトストアとして2009年に誕生。販売はもちろん、経験豊かなメカニックがバイクの修理やメンテナンスを提供し、選ばれ続けている。
- 好きなことを仕事にするべく一念発起してメカニックの道へ/ 木澤 卓司さん
- 社会人を経験した後、好きなことを仕事にするべく29歳でヒコに入学した木澤さん。「ほぼ知識ゼロの状態でしたが、できないことができるようになる過程がとても楽しかった。基本技術はもちろん、自転車を扱ううえでの考え方や、心構えを教えてもらえたのも大きかったです」。
卒業後は希望通りスポーツバイクを専門に扱うショップに就職を果たした。「現在働きはじめて1 年ほどですが、接客だけでなく一部修理も担当させてもらい、良い経験を積ませてもらっています。まだ足りない部分はありますが、もっと経験を積み〈木澤に任せたい〉と言ってもらえるメカニックになるのが目標です」。そのいきいきとした表情からも、好きなことを仕事にする日々の充実感が伝わってきた。


- パナソニック サイクルテック株式会社
- https://cycle.panasonic.com/pct/
- 1952年、ナショナル自転車工業(現・パナソニックサイクルテック)創業。1987年にはマスプロメーカーとして初のオーダーシステムを確立。一般用のみならず、厳しい審査がある競輪用フレーム(NJS)も手がけている。近年は、電動アシスト自転車で国内トップシェアを誇る。
- お世話になった人たちに誇れる仕事がしたい/ 佐藤 直道さん
- スポーツバイクに乗って走るのが大好きな佐藤さんは、高校卒業後迷うことなくヒコに入学。授業の後は自転車ショップでアルバイトし、ひたすら自転車の基礎を学んだ。
「学校で習ったことをアルバイト先で実践し、自分の成長を実感していました。親から“自分の好きなことをやるなら一番になりなさい”とよく言われていたこともあり、妥協なく精一杯やりたいと思っていたんです」
その真っ直ぐでひたむきな性格や自転車への熱意が評価され、卒業後は名門、パナソニック サイクルテックへの就職を決めた。
「日本を代表する歴史のある企業で、僕自身パナソニックのオーダー自転車に乗るのが夢だったので本当に嬉しかったです。現在入社して1 年ほど。所属部署では自転車イベントへの出展やカタログ制作など、自社製品のプロモーションに関わる仕事をしています。デスクワークが多いですが、自転車のことを知っているのといないのとでは仕事の理解度や進め方が全く変わってきます。学校で学んだ知識が活かされています」
この会社で、お世話になった人たちに誇れる仕事がしたいと話してくれた佐藤さん。将来、きっとその目標を達成してくれるはずだ。


- 新家工業株式会社
- http://www.araya-kk.co.jp/
- 車輪を構成する重要部品の「リム」から、そのノウハウを生かし、数多くの鋼管、型鋼を製造。日本メーカーで初めてMTBを世に送りだしたことでも知られ、自社ブランドのARAYAやRALEIGHブランドで自転車販売も行なっている。
- 自分が設計した自転車をいつの日か世に送り出したい/ 桑元 拓郎さん
- 1903年に日本で初めて自転車用リムを生産した「新家工業」で働く桑元さん。入社してすぐに販売店向けに行われる自社製品の展示会があり、その準備や対応に奮闘していたという。「自社製品についても、販売店さん含め、まわりの人たち全員が僕より詳しい。毎日が勉強でした」。桑元さんの夢は、いつか自転車やパーツの設計に関わること。「メーカーを希望したのも、設計に携わりたいと思ったからなんです。まずは任された仕事をしっかりこなせるようになり、いつか実現したいですね」。穏やかな話ぶりからは想像もつかない芯の強さを持つ桑元さん。彼が設計した自転車を見る日は、そう遠くないかもしれない。
就職実績・内定者紹介
みなさんのこらからの活躍に期待しています!
卒業生進路状況(2024年度)
就職率(就職希望者に占める就職者の割合)100%
求人倍率(学生1名に対する求人数)3.4倍
内定先企業一覧(抜粋)
株式会社あさひ/有限会社アルチメイトファクトリー/イオンバイク株式会社/株式会社エイリン/サカイサイクル株式会社/スペシャライズド・ジャパン合同会社/DAIWA CYCLE株式会社/株式会社テック・ワン(CARACLE)/トレック・ジャパン株式会社/パナソニック・サイクルテック株式会社/有限会社まるいち/有限会社モダンプラネット(LORO)/有限会社若林自転車商会
- 株式会社ジャイアント 内定君原 悠さん
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就職活動準備で自己分析をするのですが、これがなかなか難しかったです。でも思いつくままに書き出していくうちに楽しくなって、客観的に自分を見つめることができ自己アピールに役立ちました。またジャイアント様で働いているヒコの先輩に会って話を聞くことで、面接を具体的にイメージをすることができました。
- BCクリエイト合同会社(レバンテフジ静岡) 内定河野 達哉さん
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プロチームのメカニックに憧れて入学。 チームメカニックの魅力は、お店と違って自分のメンテナンスがレースの成績につながるところ。作業のスピードと正確さを鍛えて、選手の要望どおりストレスなく走れるようにサポートしていきたいです。将来は海外のレースにも帯同できるよう頑張ります。
- 武田産業株式会社 内定項 奇さん
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中国出身なので、履歴書や模擬面接での日本語チェックを進路担当の先生にサポートをしてもらいました。また内定をいただいた武田産業株式会社様は、インターンシップにも参加したことがあったので安心して受験することができました。私が好きな小径車も扱う会社なので、今から働くのが楽しみです。
業界からのメッセージ
未来の自転車業界を牽引する自転車人の育成を目指す本校。
多くの企業、団体の皆さまより、期待のメッセージをいただいています。

- パナソニック サイクルテック株式会社
- 代表取締役社長 / 稲毛 敏明 様
- 自転車を通じて“豊かな未来”を創造する
当社は大阪府柏原市を拠点に電動アシスト自転車を中心とした開発・製造を行っています。また、日本初のオーダーバイクを実現したマスプロメーカーとして、匠の職人がお客様専用の一台を制作するパナソニックオーダーシステム(POS)は幅広い方から多くの賛同を頂いています。
私たちは走る喜びに溢れる自転車文化の創造を目標として、「安心・安全」を最優先とした自転車作りを行っておりますが、お客様が事故や怪我を起こすことなく自転車に乗って頂くためには、高度な技術・知識を持った整備のプロがお客様に寄り添い、適切なメンテナンスを行うと共に、正しい使い方を指導頂く事が何よりも大切であると考えております。
自転車は単なる移動が楽なだけの乗り物ではなく、より大きな未来の可能性を秘めているモビリティです。自転車の新しい可能性を実現するために、皆様が一流のメカニックとなり活躍頂ける事を切に期待しております。

- 大阪市・大阪府自転車競技連盟
- 会長 / 斧 隆夫 様
- 地元大阪での活躍を期待
自転車の発明から200年、その活用が地球環境や人々の健康面に最も貢献できうる乗り物として法制化認知された追い風の中で、大阪に自転車を学ぶ専門コースが設置されます。
カリキュラムでは自転車の機能や安全の維持、確保に絶対必要なメンテナンスをメインに、座学とスキルを基礎から系統的に学べます。自転車協会の「スポーツBAA講習会」でも、競技用マシンは基より自転車に楽しく乗るには、リスク予知能力や正確な技術習得が不可欠としました。これらの知識、スキルは長年、先人が蓄積し継承されてきたエッセンスです、これは正に「温故知新」そのものですが、本校ではそれらを統合的に習得できる機会があります。
さらに “2025年大阪万博”がやってくる地元で経済、文化の変革のなか、学生生活は皆様の社会人として自転車業界、スポーツ、観光等で活躍される原動力となることでしょう。